語学ノオト

語学を学ぶためのメモ書き

外国語を学ぶために必要なこと

外国語を学ぶ上で、大切なこと。それは「どこまで話せるようになりたいか」を決めること。さらに言うなら「どの範囲で、どこまで話せるようになりたいか。」海外旅行に行って、レストランで注文できるようになりたいのか、それとも学会でプレゼンできるようになりたいのか、その外国語で何をしたいかによって勉強する内容は自ずと変わる。

 

我々は、どの言葉も完璧に話せるわけではない。母国語と言われる言葉でさえも知らないことはたくさんある。ましてや外国語なら、知らなくて当たり前だ。ならば、外国語を学ぶ前に「どこまで行きたいか」を明確に意識しておく必要はあるだろう。もちろん学び始めたら見えてくる景色も違えば、新たに加わる感覚もあり、進むに従って変わって行ってもかまわない。でも「そもそも何がしたかったのか」を持っておくことは決定的に大切。

 

僕の場合は、その辺りがずっと漠としすぎていたように思う。英語や中国語を齧ってはみたものの、大学から社会人にかけてずっと中途半端な感覚は拭えなかった。語学学校に通ったりしてみたものの、フランス語が身に付く感覚は全く得られなかった。投入した時間に比べて得られたものはあまりに少なかった(と思う)。そもそもどのくらいの時間投入でどのくらいのリターンを求めていたのだろう。きっとあまり努力せずとも身に付けられると思っていたのだろう。今となっては、一体何がしたかったのかさえ、ぼんやりとして思い出せない。自分は一体、外国語を話すことで何がしたかったのか。

 

外国語を再び学ぶに当り、昔やったことを何とかかたちにしたいという思いが強かった。中途半端になっているものを何とか使えるようになるレベルまで持ち上げたい。そんな想いで再び外国語習得に挑むことにした。そしてそれからひと月、毎日Duolingoで外国語に触れながら、自分は一体何がしたいのかを自問している。なぜフランス語を話せるようになりたいのか、その答えがはっきりしないうちはきっと強いモチベーションとはならないように思うが、それでもアイドリングでも構わないから、毎日毎日、その外国語に触れているのはとても重要ではないかと思うようになった。一日5分でいいから、学びたい外国語に触れる。「何がしたいか」分からないうちは、分かるまで毎日、それを続けよう。

 

まずはそこから。